「その審美歯科 1日で大丈夫ですか?」を公開しました。
1日で終わる審美治療、本当に良いことでしょうか?
最近は1日で終わる審美歯科(1DAYトリートメント)であったり、1日で終わる矯正歯科(セラミック矯正)などを目にする機会が増えてきました。
これは光学印象と呼ばれる小型スキャナーによる歯型取りのデジタル化と、院内用のCAD/CAM システムの進化が大きな理由です。これにより従来1週間から10日間ほど必要だった待ち時間が、最短1日でセラミックの白い歯の治療をおこなうことが可能になりました。
確かに治療にかかる日数(時間)の短縮は患者さんにとっては大きなメリットであることは間違いありません。では審美歯科の治療において重要な機能面や審美性はどうなのでしょうか?
宮本歯科での光学印象と院内用の歯科CADCAMシステムによる審美治療は、導入テストの結果、私の求める品質(適合精度および審美性)を満たせませんでした。このため宮本歯科では、自由診療で提供する診療サービスとして不十分なレベルと考え、2021年5月現在導入しておりません。
その理由となる宮本歯科における審美歯科治療といわゆる1DAY審美治療の違いを、私なりの4つの視点からお話したいと思います。