上顎8歯をセラミッククラウンで治療した審美歯科
30代
女性 / 2022年6月 症例
治療前
治療後
患者さんは30代の女性で、上顎前歯を中心に審美的にきれいにしたいとのご希望でご来院になりました。 右上奥歯は虫歯が進行して抜歯が必要な歯があり、またその手前にはスペースが空いているところもあります。 スペースを閉じるためには矯正治療が理想ですが、ご本人のご希望でセラミッククラウンでの審美歯科治療を行いました。
治療ステップ
ステップ 1
初診
上顎左右1番は全体的に脱灰(歯の表面のエナメル質が溶けて白く濁った状態)が激しく、虫歯もあります。
右上にはかなり前に歯を抜いてからそのまま放置していたため、歯の移動が起こり、右上3番と4番の間にスペースがあります。
また、右上奥歯は虫歯の進行が大きく、抜歯が必要です。
ステップ 2
現状と治療計画
右上欠損部のスペースを閉じるためには矯正治療を行うのが理想的とご説明したところ、矯正治療は治療期間が長くかかるため、セラミッククラウンでの治療をご希望されました。
上顎左右1番は全体的に脱灰もあるのでセラミッククラウンでの治療を行います。
特に右上1番は虫歯がかなり深いので根管治療(神経をとる治療)が必要です。
左右2番は前装冠(保険治療)が入っており、歯茎との境目が露出していて変色もあります。
右上4番が欠損しているので、そのスペースを埋めるためには右上3番・5番を支台歯(支えとなる歯)としたブリッジでの治療が必要です。右上6番は単独でクラウンを製作します。
●右上1番・5番
・ファイバーコア
●右上1番・2番・6番/左上1番・2番
・オールセラミッククラウン
●右上3・4・5番
・オールセラミッククラウンブリッジ
ステップ 3
セラミッククラウン印象
左右2番は失活歯(神経がない歯)で右上2番にはメタルコア(保険の金属の土台)が入っています。レントゲンで確認したところ根管に大きな問題はありません。本来であればファイバーコア(グラスファイバーの土台)に作り直すのが理想ですが、メタルコアを除去するリスクなどを考慮して、右上2番はメタルコアをそのまま使用することにしました。左上2番は数年前に当院でファイバーコアをセットしています。右上1・5番は根管治療をしてファイバーコアの印象をしてセットしました。
左上2番から右上2番の4歯は単冠で、右上3・4・5番はブリッジとなります。
歯肉圧排のあと充分に防湿を確認して保険外診療用のシリコン印象材を使って歯型を取ります。
精密度が高いシリコン印象材がしっかり歯ぐきの間に入り込んで綺麗な印象を採取するこができます。
印象は予後の良い経過に繋がる大切なステップです。
下顎前歯のご自分の歯の色を基準にして少し白めをご希望されました。
ステップ 4
セラミッククラウンセット
約2週間後、セラミッククラウンをセットしました。
右上3・4・5番はブリッジ、他はすべて単冠でセットとなります。
後日、右上6番の印象・セットも行いました。
ナイトガードを製作して現在ご使用されています。
治療費
仮歯 | |
¥5,500 × 8歯 |
¥44,000 |
ファイバーコア | |
¥22,000 × 2歯 |
¥44,000 |
セラミッククラウン | |
¥154,000 × 5歯 |
¥770,000 |
セラミッククラウンブリッジ | |
¥154,000 × 3歯 |
¥462,000 |
ナイトガード | |
¥33,000 | ¥33,000 |
合計 | ¥1,353,000 |
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※費用は治療当時のもので現在と異なります。
※サイト内コンテンツの過去症例等については、掲載時点の消費税率、または税抜き表示で表記している内容が一部ございます。
※治療費は全て税込の価格となっております。
※保険外診療による治療費用を明記しています。
※費用は、歯・口腔内の状態によって異なります。
※根管治療が必要な場合は別途費用が必要となることがあります。
リスク・副作用
治療中に一時的な咬合痛や冷温水痛、若干の歯肉の腫れ、発赤などを生じることがあります。また仮歯の時期には仮歯の脱離や破損の可能性、舌感などに違和感を感じることがあります。
※すべて症例による違いや個人差があります。
治療担当
医師:宮本 庸一
歯科衛生士:小原 彩
トリートメントコーディネーター:宮本 秀子
症例紹介について
宮本歯科では厚生労働省が定めた医療機関ホームページガイドライン、ならびに医療広告ガイドラインに則ったホームページでの情報提供を実践しています。
ガイドラインでは、単純な術前術後の写真等、いわゆる「ビフォーアフター」を原則として(利用者保護の観点から)掲載を禁止していますが、患者さんの不利益にならないように要件を満たしている場合は、術前術後の写真等について広告(ホームページへの掲載)できるとされています。
より詳しい宮本歯科の医療広告ガイドラインの取り組みについては、「医療広告ガイドラインの遵守について」をご覧ください。