歯周病は歯を失う
最大の原因です
歯周病は慢性的な炎症をともなう病気です。進行した歯周病の治療には時間と費用の負担が伴います。歯周病も早期発見・早期治療が大切です。
また歯周病治療が必要な歯にクラウンやブリッジなどに歯周病の二次的原因がある場合は、仮歯を用いながらかみ合わせや機能面での改善を同時進行で行います。歯周病治療を終えた後、被せ物などの審美修復をおこないます。
中~重度の歯周病治療治療期間目安: 約2~6ヶ月 / 来院回数10回以上
中~重度歯周病の場合での治療期間は、約2~6ヶ月(来院回数10回以上)が平均的です。
1. 初診(診査・診断)
レントゲン撮影による歯槽骨の検査
歯周組織検査(歯周ポケット測定、プラークの付着、歯の動揺、歯肉の炎症、かみ合わせなど)、TBI(ブラッシング指導)、ハブラシ、フロス、糸ようじ、うがい薬などの使い方のご説明をします。
2. 現状の確認と治療方針のご相談
検査結果から歯周病の進行状況と治療方針についてご説明します。また歯周病の治療には診療室での治療と共に患者さんご自身でのプラークコントロール(ホームケアでお口を綺麗に保つこと)の重要性を深く理解いただけるよう丁寧にご説明します。
3. スケーリング(歯石除去)
歯石の付着状況にもよりますがお口の中全体を3回ぐらいにわけて歯石を取り除き、歯の表面を磨くことでプラークや歯石をつきにくくします。
4. 再評価
歯周組織検(歯周ポケット測定,プラークの付着,歯の動揺,歯肉の炎症,かみ合わせなど)で、治療前の検査結果と比較を行うことで治療の効果や患者さんご自身でのプラークコントロールの効果がどの程度現れているかを調べます。
5. ルートプレーニング(深い部分の歯石除去)
歯周組織検査の結果、まだ充分な治療効果が得られていない部分を何回かにわたって徹底的にクリーニングします。局所麻酔を行いプラークや歯石によって汚染された病的なセメント質を除去して歯根面を滑沢に磨きます。
6. 再評価
歯周組織検査(歯周ポケット測定、プラークの付着、歯の動揺、歯肉の炎症、かみ合わせなど)で、今までの検査結果と比較を行うことで治療の効果や患者さんご自身でのプラークコントロールの効果がどの程度現れているかを調べます。必要な場合のみ歯周外科手術を行う場合があります。必要の無い場合は (8) メンテナンスへと進みます。
7. 必要に応じて歯周組織再生手術(エムドゲイン法・GTR法)
これまでの歯周病治療で充分な治療効果が得られていない部分やすでに失われてしまった歯槽骨の再生のため、必要に応じ歯周外科手術(エムドゲイン法・GTR法)を行います。外科手術後、約6ヵ月~1年で歯槽骨が再生されます。外科手術後は1ヶ月~3ヵ月ほど経過を観察しその後メンテナンスへ進みます。
8. メンテナンス
再評価の結果、問題が無ければ3ヶ月から6ヶ月おきに定期的な検査やスケーリング・PMTCなどの治療(メンテナンスといいます)が必要となります。歯周病は再発の可能性があるため再発防止の為に定期的なメンテナンスが非常に重要になります。このメンテナンス治療と日頃のプラークコントロールの良否によって歯の寿命は大きく変わります。
重度の歯周病治療 治療費
PMTC | 費用(税込) | |
---|---|---|
PMTCクリーニング | 1時間 | ¥19,800 |
歯周外科手術 | 費用(税込) | |
エムドゲイン手術 | 1症例(1/3顎) | ¥110,000~ |
G.T.R.手術 | 1症例(1/3顎) | ¥110,000~ |
*治療費は全て 税込の価格となっております。