奥歯をセラミックの被せ物と詰め物で治療した審美歯科
60代
女性 / 2019年11月 症例
治療前(右下奥歯)
治療後(右下奥歯)
治療前(上の歯)
治療後(上の歯)
患者さんは60代の女性で、他院で治療した奥歯の被せ物(右下)が外れてしまったので、治したいとご来院されました。 主訴の外れてしまった被せ物の治療は、新たにセラミッククラウンを作成。隠れ虫歯の原因にもなっていた保険による金属の詰めものは、セラミックインレー(e.max)に置き換え、約3ヶ月の審美歯科治療を終えました。
治療ステップ
ステップ 1
初診時
他院で治療した被せ物が外れてしまいました。
初診では患者さんのご希望を伺いながら、主訴である外れてしまった奥歯の被せ物の状態、保険で治療していた金属の詰め物の状態を中心に検査を行いました。
ステップ 2
現状と治療計画
2回目のご来院ではクリーニングの後、院長診断とトリートメントコーディネーター(TC)による約30分のコンサルティングを行いました。
前歯の噛み合わせに問題を抱え奥歯に大きな負担をかけている点、保険で入れた金属の詰め物に不適合があり、それより見えない所で虫歯が進行している状況でした。
コンサルティングの結果、必要があれば、同時に治療を進めたいとご希望を頂き治療計画を策定しました。
●右下6番 セラミッククラウン
●左上6番 7番 e.max アンレー
●右上5番 e.max インレー
●右上6番 7番 e.max アンレー
ステップ 3
シェードテイク
ジルコニアセラミックの色合わせをします。
ジルコニアセラミックの色調を周囲の歯とバランスをとりながら合わせていきます。周囲の歯に馴染む近い色を選択しました。
ステップ 4
セラミッククラウンのセット
治療は段階をわけて進めます。まず被せ物が外れてお困りだった、右下の6番からセラミッククラウンのセットを進めます。
今回のように治療対象の歯が多い場合は、通院回数も含めて患者さんの負担が少なくなるように配慮します。
ステップ 5
保険の銀歯を白くする治療
上の歯の奥歯に保険の金属による詰め物がたくさんあり、ぴったりついてない(不適合)ことで、せっかく治療した歯にもかかわらず、詰め物の奥で虫歯が進んでいました。
まず左上の奥歯、6番 7番 の金属を取り虫歯になってしまった箇所を丁寧に取り除いていきます。印象採取、色合わせの後、約3週間後にセラミックの大きな詰め物(e.max アンレー)セットをします。新しい歯にお口全体が慣れる期間をとり、同様に右側の銀歯も治療を進めます。
右上5番はセラミックの小さな詰め物 (e.max インレー)、左上6番 7番はセラミックの大きな詰め物 (e.max アンレー)を選択しました。
ステップ 6
セラミックの詰め物のセット
初診でご来院頂いてから約4カ月半、外れてしまった奥歯の被せ物をジルコニアセラミックの被せ物に、保険の銀歯をセラミックの詰め物でセットしました。
被せ物が外れたことをきっかけに、二次虫歯の温床になっていた金属の詰め物の悪影響を患者さん自身がご理解くださり、歯1本でなくお口全体の機能を回復する治療を選択されたことで、見た目だけでなくしっかり噛める治療に繋がりました。
今後は奥歯(臼歯部)の虫歯治療と平行して、ナイトガードを製作して咬み合わせを整えながら、歯を守る治療を続けます。
治療費
右下奥歯 | ||
---|---|---|
プロビジョナル(仮歯) | ||
1歯 | ¥3,000 | |
オールセラミッククラウン | ||
1歯 | ¥120,000 | |
上の歯4歯 | ||
イーマックスインレー | ||
1歯 | ¥60,000 | |
イーマックスアンレー | ||
¥70,000 × 4歯 |
¥280,000 | |
ナイトガード | ||
1装置 | ¥30,000 | |
合計(税抜) | ¥493,000 |
※費用は治療当時のもので現在と異なります。
※サイト内コンテンツの過去症例等については、掲載時点の消費税率、または税抜き表示で表記している内容が一部ございます。
※保険外診療による治療費用を明記しています。
※費用は、歯・口腔内の状態によって異なります。
※根管治療が必要な場合は別途費用が必要となることがあります。
リスク・副作用
治療中に一時的な咬合痛や冷温水痛、若干の歯肉の腫れ、発赤などを生じることがあります。また仮歯の時期には仮歯の脱離や破損の可能性、舌感などに違和感を感じることがあります。
※すべて症例による違いや個人差があります。
治療担当
医師:宮本 庸一
歯科衛生士:内藤 恵
トリートメントコーディネーター:宮本 秀子
症例紹介について
宮本歯科では厚生労働省が定めた医療機関ホームページガイドライン、ならびに医療広告ガイドラインに則ったホームページでの情報提供を実践しています。
ガイドラインでは、単純な術前術後の写真等、いわゆる「ビフォーアフター」を原則として(利用者保護の観点から)掲載を禁止していますが、患者さんの不利益にならないように要件を満たしている場合は、術前術後の写真等について広告(ホームページへの掲載)できるとされています。
より詳しい宮本歯科の医療広告ガイドラインの取り組みについては、「医療広告ガイドラインの遵守について」をご覧ください。