上顎前歯6歯をセラミッククラウンで治療した審美歯科
20代
女性 / 2024年11月 症例
治療前
治療後
患者さんは20代女性で前歯の虫歯の治療と審美的改善をご希望でご来院になりました。 上顎前歯6歯のオールセラミッククラウンでの審美歯科治療を行いました。
治療ステップ
ステップ 1
初診時
上顎前歯には虫歯があります。それぞれの虫歯は大きくはありませんが、小さな虫歯が点在している状態です。
頬側からは見えませんが口蓋側にも虫歯があり、レジンの詰め物が複数詰めてありますがいずれも不適合でフロスも通すことができず、二次的な虫歯も確認できます。
今回は審美的な改善もご希望だったため審美的にも美しく機能的にも優れたオールセラミッククラウンでの審美歯科治療をご希望されました。
ステップ 2
現状と治療計画、クリーニング
つぎはぎのレジンの詰め物がされており、二次的な虫歯もあるためフロスが通せず日頃のお手入れができなかったため全体的に歯ぐきの炎症が見られ、少し歯ぐきを触っただけでも出血する状態です。
まずは歯ぐきの炎症をなくすことから始める必要があります。
●右上、左上1~3番
・セラミッククラウン
複数回かけて前歯の歯石やプラークの除去を行い、歯ぐきを引き締めていきます。
真っ赤に炎症していた歯ぐきが健康的に引き締まってきました。
セラミッククランの場合にはマージン(歯と歯ぐきの境目)を歯ぐきのラインに合わせて設定するため歯ぐきのラインはセラミッククラウンを製作するうえで大変重要です。
ステップ 3
セラミッククラウン印象
審美に影響するマージン部の精度が高い歯型をおとりするため、圧排糸をそれぞれ2本ずつ歯ぐきの中に埋め込んで印象をおとりします。
患者さんにはご辛抱をお願いしますが、デジタルスキャナーによる印象は現時点では宮本歯科での審美歯科治療に求める精度に達していないため、従来のシリコンを使用した精密印象を行っています。
セラミッククランの色は下の前歯より少し白めをご希望されました。
事前に技工士に製作させていたプロビジョナル(仮歯)をセットしました。プロビジョナルは脱離のリスクや利便性などを考慮して6歯連結して製作しています。
ステップ 4
セラミッククラウンセット
約2週間後、セラミッククランができあがってきました。
プロビジョナルは6歯連結していましたが、最終的なクラウンは1歯ずつ、それぞれ歯と歯の間はフロスが通せて、ご自分でお手入れがしっかりできるように製作しています。
最終的なセットをする前に患者さんに色や形態などご希望通りに仕上がっているかを確認していただき、ご満足いただいたことを確認して最終的にセットしました。
今後は検診を行いながら臼歯部の治療もご検討いただいています。
治療費
プロビジョナル | |
¥11,000 ×6歯 | ¥66,000 |
オールセラミッククラウン | |
¥209,000 ×6歯 | ¥1,254,000 | 合計 | ¥1,320,000 |
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※治療費は全て税込の価格となっております。
※保険外診療による治療費用を明記しています。
※費用は、歯・口腔内の状態によって異なります。
※根管治療が必要な場合は別途費用が必要となることがあります。
リスク・副作用
治療中に一時的な咬合痛や冷温水痛、若干の歯肉の腫れ、発赤などを生じることがあります。また仮歯の時期には仮歯の脱離や破損の可能性、舌感などに違和感を感じることがあります。
※すべて症例による違いや個人差があります。
治療担当
医師:宮本 庸一
歯科衛生士:小原 彩
トリートメントコーディネーター:宮本 秀子
症例紹介について
宮本歯科では厚生労働省が定めた医療機関ホームページガイドライン、ならびに医療広告ガイドラインに則ったホームページでの情報提供を実践しています。
ガイドラインでは、単純な術前術後の写真等、いわゆる「ビフォーアフター」を原則として(利用者保護の観点から)掲載を禁止していますが、患者さんの不利益にならないように要件を満たしている場合は、術前術後の写真等について広告(ホームページへの掲載)できるとされています。
より詳しい宮本歯科の医療広告ガイドラインの取り組みについては、「医療広告ガイドラインの遵守について」をご覧ください。