知っていますか？
虫歯は「進行性の病気」です

虫歯治療は歯科の基本と考えています。虫歯を「病気」と思う方は少ないかも知れませんが他の病気と同じように、より重い症状の引き金になったり合併症の要因になるリスク(虫歯が全身に及ぼす影響)があります。虫歯も早期発見、早期治療が大切です。治療したつもりでも金属の被せ物が腐食したり、いい加減なダイレクトボンディングなどのすき間から菌が入り、見えない虫歯が進行していることも多くあります。

ほんとうに大切な虫歯治療とは

自然治癒も再生も出来ない数少ない組織が人の歯です。虫歯になった歯が良くなることはありません。
これが宮本歯科が開院から予防歯科にこだわってきた理由です。成人に限って言えば国民病ともいえる虫歯の現実があります。平成28年厚生労働省の歯科疾患実態調査* では虫歯(または虫歯治療済)の人は、25歳以上85歳未満では8割を越えるとの結果があります。

*平成28年厚生労働省の歯科疾患実態調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/62-28.html

早期治療は費用と時間の節約

歯科医の立場から保険治療の限界や課題はたくさん感じていますし、理想を言えば患者さん本意の治療をお一人おひとりにできる自由診療(自費診療)で歯を治すことが最善ですが、保険治療でも丁寧に、細やかに、努力を惜しまず治療することで改善できることはたくさんあります。

また、不適切な虫歯治療を受けたことによる虫歯の再発や歯周病の進行など歯を治療したのに良くならない(場合によっては悪化の原因をつくる)治療が横行している点も患者さんにはしっかり判断して自分の歯を守って欲しいと思います。

時間が無い方、虫歯治療にかけるお金を躊躇してしまう方、虫歯の怖さを知らない方、歯医者に行かない理由は様々だと思います。ところがその時間、治療費は早期治療するほど短い期間、安い治療費で済みます。何より虫歯の放置は歯と口の不健康だけでなく、全身疾患など病気の引き金になることを良く知って頂きたいと思います。